塩浴をご存じですか?
塩浴(えんよく)とは、塩を使って体を洗う入浴法のことだそうです。一時私のアトピーがひどい時に、色々ネットを検索して出会いました。塩は生命の源の海からの産物、海水浴だけでもアトピーに効果があるそうです。
目次
海水浴でアトピーが良くなった体験談
ストレスや肌の乾燥が原因で、顔や身体中のアトピーがひどくて全身真っ赤に近い時期がありました。いろんな皮膚科に行っても常にステロイド剤をもらうだけ、しばらく塗ってよくなっても、また復活・・・。一生このままなのか、もっと何か他の治療法はないかとネットで何か検索したり、と。その時、アトピーに海水浴がいい、年に1回入るだけでも調子いい、などというコメントを見つけました。
私の家は海に近くないし、季節的にも海水浴の時期ではなく、でも本当に今すぐにでも海に入りたいくらい切羽詰まった気分だったので、思い切って、2泊3日でグアムに行きました。
赤い肌で恥ずかしいけど治療と思い、滞在中は海になるべく入るようにしてました。ずっと海というわけにも行かないので、テイクアウトの食べ物を買いに行ったりはしました。そのお店で、私の赤い肌を見て、お店の人が「一体どうしたの!その肌、ここの海で?!」と驚かれたくらい私の肌は赤かったです。「いえ今肌荒れしてて、でも、ここの海じゃないです」と説明しました。
2泊3日であっという間に帰国。そんなに治った気もせず、試すだけは試したけどあまり効果ないのかな、などと思いました。
が、数日後、なぜか荒れてた部分がかさぶたになって、少し良くなったんです。これは特に何年も海水浴をしてなかったからよかったのか、あくまでも私の体験なので、個人差があるかもしれません。
家での塩浴で肌が安定
グアムの海水浴の体験で、塩浴がいいのではと思い始めました。しかし年中グアムに行けるわけもないし、海水浴では日焼けも気になります。
そこで、自宅で天然塩で行う「塩浴」を始めました。実はこれを始めたのは、10年以上くらい前になります。なるべく毎日は一日置きに続けています。さすがに10年間毎日というわけにも行かず、数か月間が空いてしまった時期もありました。特に夏の時期は暑いので面倒と思い、お休みしたり。ただ、冬になってまた塩浴を復活させたり、少し肌荒れがあると始めたり。そうすると不思議ですが、やはり肌が落ち着いてきます。真面目に1週間くらい続けると、軽い肌荒れなら落ち着いてくれると感じてます。
塩浴の歴史
塩浴は江戸時代とか明治時代にも行われていたのか。調べてみましたが、昔から温泉でも塩の温泉などもあり、昔から行われいたと思われます。
が、実は、私の亡くなった祖母は明治生まれで、子供の頃一緒にお風呂に入ったりしましたが、そういえば塩で体をこすっていたのを思い出しました。その頃は自分も小さすぎて、疑問にも思ってませんでしたが、日本に石鹸が入ってきたのは明治初期のようです。ということは、きっと明治時代や江戸時代でも、お風呂の時に塩で体をこするのは普通だったのかもしれません。
塩浴の効果
塩がなぜアトピーや肌荒れに効果があるのか、私は医者や科学者ではないので、そこまでの具体的な理由は伝えられませんが、まず生物は海から誕生した、といわれてますから、生命の源の海水の塩には何かしらの効果があってもおかしくないでしょう。またミネラル、ナトリウムや一時にがりがブームになったように、いろんな良い栄養素なども含んでいます。
それらが肌に塩を塗った時に、肌の表面に良い影響を与えてくれてるのかもしれません。
私が感じた塩浴効果
- お肌ツヤツヤ
- 顔を塩でマッサージすると、スクラブ効果で肌のツヤツヤになりました
- 冬の肌荒れが激減(これが一番感じます!)
- 今までは冬は空気の乾燥で、お肌がカサカサになって、あちこち痒くなりましたが、塩浴を毎日のようにしていると、冬にあまり肌の乾燥を昔ほど感じなくなりました。
塩浴の方法
1. 塩水を作る(初心者向け)
塩浴には、天然の塩(精製されていないもの)を使うのが理想的です。
1リットルのぬるま湯に対して大さじ1〜2杯の塩を溶かし、**飽和食塩水(約26%)**に近い状態を作るのが一般的です。
※私はそのまま塩を直接身体や顔に塗ってます。顔はそのままスクラブ感覚でマッサージしています。私は伯方の塩を愛用してます。
2. 体に塩水をなじませる
手やスポンジを使い、塩水を体全体に優しくなじませます。
ゴシゴシこすらず、塩水の力で汚れを浮かせるようにします。
3. しばらく放置する
3〜5分ほどそのままにして、塩の成分を肌に浸透させます。
4. ぬるま湯で流す
最後にぬるま湯でしっかり洗い流します。
石鹸やボディソープを使わないため、皮脂が落ちすぎず、肌がしっとりとした感触になります。
塩浴の注意点
- 塩の種類に注意
- 精製塩ではなく、天然塩、粗塩を使用するのがおすすめです。
- 私は伯方の塩を愛用してます。
- 傷がある場合は避ける
- 傷口や炎症があると塩がしみるので注意しましょう。
- 肌に合わない場合は中止する
- 肌が敏感な人は、最初は濃度を薄めにして試し、異常があればすぐに中止してください。
- 塩の濃度に注意
- 個人差もありますが、肌に刺激が強いと感じたら、必ず使用を止めましょう。最初は薄めの濃度から徐々に調整していくようにしまよう。
塩浴でお肌がツルツル、しっとり
顔は塩のスクラブ効果でツヤツヤです。また塩浴ごはなんとも言えないしっとり感が感じられます。
あくまでも私の体験なので、個人差があるとは思います。私のようにアトピーで悩み、何か新しい方法はないかとお探しの方には、一度試していただきたいなと思います。