2024年3月27日 エッセンシャルオイルについて

エッセンシャルオイルについて

精油(エッセンシャルオイル)とは

精油は英語でエッセンシャルオイル(Essential Oil)と言います。エッセンシャルオイル(精油)は自然界から抽出された植物の成分で、花、葉、茎、樹皮、根などから採取されます。

採取方法にはいくつかありますが、その一つ水蒸気蒸留法の場合は、同一の植物の花、葉、茎、根、果実などを集めて容器に入れ、高温の水蒸気を充てて、高温の水蒸気の中に溶け出すエッセンスを抽出し濃縮したものです。

単独の種類のみで行い、複数の種類の草花を混ぜて行うことはありません。ですので、例えばローズオイルの場合は、同じ種類のダマスクローズの花びらのみを集めて、そのエキスを抽出します。オレンジの場合は、オレンジの花だけのエッセンシャルオイル(精油)は「ネロリ」と呼ばれ、オレンジの果実を抽出したエッセンシャルオイル(精油)は「オレンジ」と呼ばれるように、同じ植物でも部位ごとに抽出を行う場合もあれば、花と葉、茎などと合わせて行う場合もあります。

種類によって目的が異なる

濃縮されたエキスのエッセンシャルオイル(精油)は主にアロマテラピーなどの目的で使用されます。

エッセンシャルオイル(精油)は、その純粋さと濃度によって非常に強力な効果を持つことがあります。植物の種類や、また採取した部位ごとで効能や効果も違います。先ほどの例のオレンジの花のエッセンシャルオイル(精油)のネロリは、採れる量は非常に少量で高価ですが、熟成した肌にいいと言われアンチエイジング効果が期待できるといわれています。一方、オレンジの果実のエッセンシャルオイル(精油)は、手頃な価格で入手しやすいですが、主な効能はオレンジの香りがやる気を起こさせる、明るい気分にさせる、と言われています。ただオレンジの精油の場合はビタミンCが含まれている可能性があるため、直接肌につけて外出すると紫外線の影響を受けることもあるので注意が必要です。またその二つは香りの違いも明らかです。

その他、ラベンダーやローズマリーなどのエッセンシャルオイル(精油)はリラックス効果があり、ペパーミントやユーカリなどは集中力を高める効果があります。

主な使い方

香りで楽しむ

エッセンシャルオイル(精油)は種類により香りが異なります。まずはそのままの香りを楽しむ方法があります。ティッシュに数滴たらしたり、手作りのルームスプレーで空間に香らせたり、ディフューザーという容器を利用して、キャンドルで温めて香りを楽しむ方法などがあります。その他手作りアロマバスソルトなどにも最適です。

マッサージで楽しむ

アロマオイルマッサージはエッセンシャルオイル(精油)の香りと効能を両方楽しめる贅沢な方法です。キャリアオイルと呼ばれる植物油に規定量を混ぜて、身体や顔のマッサージを行う方法です。香りで非常に癒されたりリラックスできるうえ、マッサージにより肌から微量のエッセンシャルオイル(精油)が体内に取り込まれて、さらなる効果を楽しめます。

ただ使用方法は気をつけなければいけませんのでご注意ください。

安全に楽しむために

初めてエッセンシャルオイル(精油)を使う方にとって注意が必要なポイントはいくつかあります。まず、エッセンシャルオイルは高濃度であるため、直接肌に塗布する前に適切に希釈する必要があります。キャリアオイル(アーモンドオイル、ココナッツオイルなど)と混ぜることで、肌への刺激を軽減することができます。

また、妊娠中や授乳中の方、幼児やペットがいる環境では、特に注意が必要です。一部のエッセンシャルオイル(精油)は妊娠や授乳に悪影響を及ぼす可能性があり、幼児やペットにとっては毒性がある場合があります。これらの場合は、医師や専門家に相談することが重要です。

さらに、エッセンシャルオイル(精油)は適切な保存方法が必要です。直射日光や高温多湿の場所を避け、密閉容器に保管することが望ましいです。

楽しいアロマテラピーライフを!

エッセンシャルオイル(精油)は自然の恵みであり、リラクゼーションや心地よい香りを楽しむために素晴らしいものです。しかし、正しい知識と適切な使用法を守ることが安全かつ効果的な利用につながります。

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